2015年8月2日(日)
天気 晴れ
気温 32℃
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このサイトを立ち上げて約1年9ヶ月。
えぇとこを探し続けて
気付けば今回で100記事目を迎えることができました
飽き性の私がこんなに長く続けてこれたのは
ひとえに読んでくださる皆様がいたからです
気分屋なのでいつまで続くかわかりませんが
これからも『えぇとこみぃつけた』をよろしくお願いします
と、前置きはこれぐらいにして。
そんな記念すべき100記事目に紹介するのは
奈良県高市郡明日香村(たかいちぐん あすかむら)にある
『稲渕(いなぶち)の棚田』。
稲渕の棚田は奈良県で唯一
『棚田百選』に選ばれている美しい棚田で
彼岸花の季節にもなれば
かなりの観光客で賑わう場所です。
混雑が苦手な私は彼岸花を待たず
夏真っ只中のこの時期に行ってきました
ということで緑が眩しい稲渕の景色をご紹介
<参考サイト>
▶ 075 稲渕の棚田/奈良県公式ホームページ
駐車場探し
今回の目的地は『稲渕の棚田』なんですがカーナビで検索されなかったので、棚田の近くにある
蘇我馬子の墓として有名な『石舞台』を
とりあえずの目的地に設定して車を走らせました
■ 石舞台駐車場
9時前に石舞台前を通過
石舞台の横にある有料駐車場は
9時前にも関わらず既に多くの車が駐車していました
先ほど『棚田の近くの石舞台をとりあえずの目的地に設定』
と、書きましたが『近く』と言っても
歩いた場合は20、30分かかる程度に離れているので
ここには駐車せずこの先にある
『飛鳥稲淵宮殿跡(あすかいなぶちきゅうでんあと)』
を目指すことに
飛鳥稲淵宮殿跡については
事前に稲渕の棚田をネットで検索した際に知った場所で、
『あまり知られていない無料の駐車場』や
『稲渕の棚田に一番近い駐車場』などの情報が載っていました
というわけで
こりゃそこに停めるしかない
と喜び勇んで向かったのでありました。
あんなことになるとも知らず・・・
ちなみに石舞台周辺の主な駐車場情報は
以下のサイト様で確認できます。
▶ 駐車場 | 明日香村観光ポータルサイト 旅する飛鳥
■ あすか野
石舞台駐車場の斜め向かいぐらいにある
『おみやげ・お食事 あすか野』。
石舞台駐車場から数十メートル進むとパーキングと共に
「この先に駐車場はございません。」の文字が
一瞬、「え?駐車場ないの?」と思いましたが
ネット情報を信じて飛鳥稲淵宮殿跡に突き進みました
石舞台駐車場から数百メートル進むと
こんな感じの場所に来るんですが
写真右側にある垣根の内側に石舞台があります。
石舞台を近くで見るには入場料が必要なんですが
写真中央の赤矢印の位置に立てば
離れた位置から無料で石舞台を見れるようです。
車の場合も道を曲がった場所(次写真)で
チラッと見ることができました
石舞台をチラッと見つつ
石舞台駐車場から1、2分走ると
こんな感じの分かれ道がでてくるので
ここを右(県道15号線)に進みます
天気も良く非常に良い風景
棚田周辺の道は作業用トラックや
地元の方の車(たぶん・・・)が走っているだけで
とてもすいていました
風景を楽しみながら走っていると
T字路が出てくるのでここを左に曲がります。
曲がってすぐの場所が
飛鳥稲淵宮殿跡へ続く道の入口です。
■ 飛鳥稲淵宮殿跡への入口
石舞台駐車場から約4分で
飛鳥稲淵宮殿跡へ続く道の入口に到着。
しかしそこには『祝戸(いわいど)荘』の文字が・・・
後日、祝戸荘について調べてみると
国営飛鳥歴史公園内にある唯一の宿泊施設だそうです。
初め「祝戸荘?この道は違うだろ~」と通り過ぎたんですが
カーナビを見ていると、どうやらこの道っぽい・・・。
恐る恐る進んで行こうとした次の瞬間
目の端に絶望的な看板が入ってきました
許可車以外進入禁止
天気とは裏腹に私の心はどんより雲りに。
その後も飛鳥稲淵宮殿跡へ通じる道が他にないか
しばらく探したんですが
車が通れそうな道は見つからず・・・
う~ん飛鳥稲淵宮殿跡に停めた人は
どの道から入ったんだろう・・・?
誰から許可をもらったんだろう・・・?
もしかして最近許可車以外進入禁止になった!?
(知っている方教えてくださ~い)
いろいろ疑問が出てきましたが
仕方が無いので飛鳥稲淵宮殿跡を諦め
先ほどの石舞台駐車場に戻り、
再度歩いてここまで戻ってきましたダイエットダイ!
ちなみに祝戸荘の入口には
バス停がありました。
このバスを利用するのもいいかもしれませんね。
飛鳥稲淵宮殿跡へ(徒歩)
徒歩になった私は『許可車以外進入禁止』と書かれた道を
飛鳥稲淵宮殿跡目指して進みました
駐車はできませんでしたが
ここまできたら意地でも見てやる
祝戸荘と書かれた入口から
一本道を歩くこと10分弱
何やら広場みたいな場所が見えてきました
■ 飛鳥稲淵宮殿跡(あすかいなぶちきゅうでんあと)
こちらが飛鳥稲淵宮殿跡です。
こじんまりとしたスペースで
確かに駐車場っぽい感じがしましたが
車は1台も駐車されていませんでした。
稲渕の棚田へ
意地で飛鳥稲淵宮殿跡を確認したあとは
再々度、『祝戸荘』と書かれた入口に戻り
稲渕の棚田を見るべく県道15号線を歩き始めました
ここまでで結構な量歩いていますが
ここからが本番です
しばらく歩くと路肩に停めてある車が数台ありました。
今の時期なら何の問題もないようですが
彼岸花の時期になると車で通るのが一苦労なぐらい
路肩は車で溢れ返るようです
飛鳥稲淵宮殿跡から歩くこと約25分。
棚田を一望できる見晴らしのいい場所に着きました。
棚田の間を通る1本の道が印象的でした。
あすか川 飛び石へ
棚田を見たあとは県道15号線をさらに進み
飛鳥川の飛び石を見に行くことに。
■ 勧請橋(かんじょうばし)&男綱(おづな)
勧請橋の横には男綱(おづな)が掛けられていました。
男綱は稲渕に伝わる神事で
子孫繁栄と五穀豊穣を願って行われているようです。
確認していませんが、対となる女綱(めづな)もあるそうです。
■ 案山子路(かかしみち)
勧請橋の横に『案山子路(かかしみち)』がありました。
稲渕の棚田は案山子も見所の一つのようで
毎年、案山子コンテストが行われているそうです。
案山子路は帰りに寄ることにして
とりあえずスルー。
飛び石を目指して歩きます
ひたすら続く県道15号線。
気持ちは映画『Stand by me』状態です(笑)
ここを歩く頃には既に汗が滝状態
明日香村は見所が多く広範囲にあり
細い道も多いのでレンタサイクルなどを活用し
自転車で動き回るのが良いと思います
しばらく歩くと脇道があり
『あすか川 飛び石』の案内がありました
矢印が手の形。
細かなところにも遊び心を感じました
案内板の指す方に進み
田んぼの中の小道を歩いていくと・・・
あすか川に掛かる飛び石がありました
思いっきり飛んで渡ろうと思いましたが
地元の方が洗い物(?)のようなことをされていたので
お邪魔にならないようそっと石の上を歩いて渡りました。
あすか川にはここ以外にも
何箇所か飛び石があるようです。
■ 棚田憩いの館
飛び石から県道15号線に戻り、
また少し進むと『棚田憩いの館』という建物がありました。
建物の中には机と椅子が置かれていて
名前の通り休憩施設のようでした。
たぶん誰でも休めると思います。
一度座ると二度と立てないと思った私は
休まず写真だけ撮って
来た道を引き返すことにしました。
ちなみに棚田憩いの館の前にも
かめバスのバス停がありました。
案山子路へ
棚田憩いの館で引き返し、再び勧請橋まで戻ってきました
勧請橋の横から橋の下へ入り
案山子路を歩いて行きます
勧請橋から歩き始めて約5分。
案山子路という名前なのでそこら中に
案山子が立っていると思っていましたが
見えるのは何の変哲も無いのどかなあぜ道・・・
まさか米の収穫時期にしか立たないの
と思っていると遠くの方に何やら人影が見えました
近付くに連れどんどん大きくなっていく人・・・。
いや、案山子早く近くで見たい
一心不乱に案山子を目指していた私でしたが
ふと右側を見るとそこには
これまた美しい棚田が広がっていました
30℃を超える暑さの中
しばし歩みを止めて棚田鑑賞
農家の方のトラックが停まっていたので
写真的に少し残念に思っていましたが
しばらくすると
千本桜のメロディと共に「ア○アです」の声が
頭の中に流れてきて
トラックもいいかもと思えてきました(笑)
■ 巨大案山子
美しい棚田を眼に焼きつけあとは
いよいよ巨大案山子に接近。
真下まで行くとその大きさは想像以上で
かなりのインパクトがありました
たぶん5、6mぐらいだったと思います。
巨大案山子の足元には
募金箱が置かれていました。
う~ん・・・それにしても怖い・・・
完全に進撃の巨人状態でした(笑)
これはカラスも近付けないなぁ
こんな感じで稲渕の棚田とその周辺を
約3時間歩き回りました
いや~暑かった
緑の景色はとても綺麗でしたが
歩くならもう少し涼しい時期の方がいいかな
夏訪れるにしても路肩に車を停めて
棚田を眺めたいと思います。
まとめると
明日香村は自転車で回るのがベスト
というのが今回の感想でした。